いちろぐ。

瀬道 一加の雑記ブログ。小説のこととか、体質、ダンス、動物、留学体験...etc.

「ヒスタミン不耐症って何?」

いろいろと不便な身体で生きております。 

 その不便な体質の一つが、ヒスタミン不耐症Histamine intolerance )と言います。

簡単に言うと、

「食べ物に入っているヒスタミン分解できず、食べ物アレルギーっぽい症状が出てしまう」

体質です。

 

具体的にどんなものでどんな症状が出るのかと言うと、

  • 豚肉をうっかり食べて急に目が痛くなる(号泣状態)
  • 栗の乗った和菓子で急な腹痛&下痢
  • 酸味料の入ったジュースで喉のかゆみ、咳
  • 唐揚げ食べて急に眠くなる
  • ちょっと古くなってしまった牛肉で急な吐き気と滝のような汗

等々、自分の体験を思い出して上げただけでもいろいろあります。

最近は極力避けてるのであまり大事にはなりませんが、この前行ったカラオケでは、少しならイケると思って食べたポッキーで目が痛くなり、悲しくない曲なのに号泣し始め友人たちをびっくりさせてしまいました(笑)。チョコレートはいかんのですよ……。

 まだまだマイナーな体質 

そんなわけで色々と食べられない物が多いのですが、実はまだ日本ではほとんど認知されてない体質です。今までお医者様との会話で「ヒスタミン不耐症」という単語を出しても、今のところご存知の方はいませんでした……

そんな中、どうして私が気づいたのかといえば……

もともとひどい花粉アレルギーで悩んでおり、食生活の改善によって症状が良くならないかな~と、色々な本を読みまくっていたのですが、数年前にデイブ・アスプリー氏の「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」を読んでいた時に、

 

「醤油にはヒスタミンが含まれていて炎症反応を起こすから、使わないほうがいい。」

 

との表記が!!

 

「食べ物にもヒスタミンが入っているのか!!」

 

と、その時は驚愕しました(笑)ヒスタミンってあれですよ、アレルギー物質が入ってくると身体の中で作られるやつ。いろいろな機能を持った大切な生体物質なのですが、これがたくさんありすぎると炎症反応が起こります。

そこから英文で色々リサーチをした結果、ヒスタミンが分解されずに血流に巡ってしまうヒスタミン不耐症なるものの存在を学んだわけです。

海外では進んでいる認知

当時は日本語での情報がほとんど無く、「これで苦しんでいる日本人の方はどれだけいるのか……」と冷や汗せをかいてました。

 英語で検索してみると、かなりの数の記事がヒットしますし、専用のサイトもあったります。

 よくお世話になっているのがこちら↓

histaminintoleranz.ch

食べていいものとわるいものの一番詳細なリストがあるので、非常に助かっているのですが、残念ながら今の所ドイツ語、英語、フランス語でしか読めません……(翻訳したい……)

  

 2007年のアメリカの論文では、ドイツの2004年の研究結果から引用し、

人口の約1%ヒスタミン不耐症である

とし、それでも認知率は低く、少なく見積もられている、と主張しています。

 引用:Laura Maintz, Natalija Novak, Histamine and histamine intolerance, The American Journal of Clinical Nutrition, Volume 85, Issue 5, May 2007, Pages 1185–1196, https://doi.org/10.1093/ajcn/85.5.1185

百人に一人って結構な人口ですよね……一時的にこの症状になる人もいるようですし、早く日本での認知が進むといいなと思います。

 

 そんなわけで、少しづつヒスタミン不耐症に関しても書いていきま~す。