いちろぐ。

瀬道 一加の雑記ブログ。小説のこととか、体質、ダンス、動物、留学体験...etc.

欧米からクリスマスイルミネーションが流行ったわけ。(留学時代の思い出)

今週のお題「クリスマス」……

最近では日本でもおなじみになってきた、自宅を飾るクリスマスのイルミネーション。私が留学していたのは10年以上前ですが、当時はまだまだ日本には浸透していなかったと思います。アメリカではこれはかなり昔から習慣となっており、留学し始めたばかりの頃はきらびやかな装飾にかなり興奮していました。

クリスマスの前のハロウィーンで既に気合の入れように驚いていましたが(笑)、クリスマスのデコレーションが本格的になってくると、やはりどこか気持ちが沸き立ってきたのを覚えています。

ある日ホストママに、
イチカ、一緒に来ない?」
と誘われ、どこに行くのかと問うと、
「クリスマスのデコレーションを見にドライブに行くのよ!」
と言われました……。やはり気合の入っているお家や区画は、現地の人でも一見の価値があったようです(笑)。

 

ところでみなさんは、どうして欧米でこの文化が流行ったのだと思います?

当時私が考えたついた理由の一つは、「緯度が高いから」でした。

どういうことかと言いますと、緯度の高いアメリカ北部や北欧の地域は、夏は昼の時間が長いけれども、当然冬は夜の時間が長くなります。例えば本日12月24日の、シアトルの日の出午前7時56分となっており、日の入り午後4時21分です。通常の時間に登校・出勤しても、まだ真っ暗なのです。朝日とともにお目覚め、とは行かないのです。そして学校・仕事が終わる頃には既に日が暮れている。「そりゃー鬱にもなるわー……」と、当時は思いました。

寒くて暗い、そしてアメリカは広く、郊外に出れば家はまばらで道は真っ暗闇、(おまけにシアトル付近は冬に雨が多い、)そんな中暮らしていると、ポツリポツリと見える家々が明るくカラフルに、お菓子やおもちゃの様に飾られていると、ほっと和んで安心出来るのです。

私のホームステイ先はそこまで外観の装飾には投資をしていませんでしたが、室内には大きなクリスマスツリーが有り、玄関先のポーチには電飾が飾られていました。学校が終わって車で帰ると、闇の中ぽうっと浮かび上がる、窓から見えるクリスマスツリーと電飾の幻想的な明かりに、当時はとても癒やされていました。

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ホストホームのクリスマスツリー。この後ろに、ホストキッズたちの隠れ家があります(笑)(毎年男子勢と女子勢のどっちが先にツリーの下で眠るか紛争が起こってました……)プレゼント開封のため、クリスマスは朝早くに叩き起こされます。

そんなわけで、「クリスマスデコレーションは暗い冬を乗り切るために必須の精神安定剤」説でした(笑)。

Merry Christmas!!